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TOTTAに込めた思い
Philosophy of TOTTA

TOTTAに込めた思い

――TOTTA(トッタ)とは、どのようなサービスですか

 TOTTAはプロのカメラマン(写真を撮影するフォトグラファー、動画を撮影するビデオグラファー)とプロのカメラマンを探す個人・法人をつなげるためのカメラマン探しのプラットフォームです。
 最も重要視した点は、登録しているクリエイターは全員がTOTTAの審査をクリアしたプロフェッショナルであることです。

 登録のための審査内容は、撮影を生業としていることが第一条件で、それに作品審査と経歴の確認が含まれます。

――どのような方の利用を想定していますか

 需要としては主に2つに分けられると考えており、一つはビジネス撮影向けのカメラマンです。ホームページなどの会社案内の撮影やプロフィール写真、セミナー等イベントの記録です。
 次に結婚式のカメラマン。結婚式自体もそうですが、それに付随するプロフィールムービーの撮影・制作や前撮りです。

 結婚式に関しては当日のスナップカメラマンが式場指定のカメラマンで、作品を見ながらカメラマン選びができなかったりすることもありますし、レストランウェディングや1.5次会、2次会ですとカメラマンがそもそもいないことも多く、記録に残らないので、ぜひプロのウェディングカメラマンに写真や映像撮影の撮影を依頼してもらいたいと思います。

また、家族写真もプロに撮影してもらいたいというプロ志向の方向けに、キッズ・ファミリーの撮影を得意とするカメラマンを探すこともできます。

――「プロであること」へのこだわりの理由を教えて下さい

 私自身も大学入学時の2007年からカメラを手に現場に出るようになり、その後2011年に独立、雑誌の仕事から始め、その後ビジネス撮影をメインとするカメラマン事務所を2014年に立ち上げました。
 このように私自身ずっとカメラマン業界にいたのですが、近年インターネットやスマートフォン、SNSが普及してからカメラマンの情報が爆発的に増え、逆にプロのカメラマン探しが難しくなっているのではないかと思うようになりました。

 情報が増えすぎて、取捨選択が難しくなったのではないかと思います。
 クライアントからは「インターネットでカメラマンを探したけれど、いい人に出会うことができなかった」「料金が安いカメラマンを見つけたので依頼したけれど、思っていた写真に仕上がらなかった」という声をよくもらうようになったのもその頃からです。

 つまり、カメラマンと依頼主のミスマッチが起きていたのです。
 そこで、自分自身がプロなのだから、プロに特化したマッチングサービスを作ろうと思い、TOTTAの開発がスタートしたのです。
 クライアントワークを本業としているプロカメラマンは、お客さんの要望を聞きながら、要望を写真や映像という形として提供することを得意としています。

 だからこそプロカメラマンに限定したTOTTAは安心して利用できるサービスだと考えています。

――サービスとして提供するほど、いいカメラマンに出会うのは難しいのでしょうか

 実際に、写真撮影の現場では「世の中で“いい写真”はよく見かけるのに、なかなか腕のいいカメラマンと出会えない」といったクライアントの悩みもよく耳にします。取引のあるクライアントの中には、雑誌に掲載された私の写真に目を留め、ページの隅に小さく書かれた私の署名を見つけ、出版社経由でご連絡をくださったケースもあります。これだけカメラマンに関する情報が多くあるのに、ここまで努力しないとカメラマンにたどり着けないのは、ものすごくもったいないと思いました。
 TOTTAを立ち上げたのは、撮影に携わる者として、“いい写真や映像”に誰もがアクセスしやすい環境を作りたいと考えているのも理由のひとつですね。

――類似のカメラマンマッチングサービスは多くありますが、どのような点が異なりますか

 TOTTAの一番の特徴は、「誰でも登録できる」サービスではなく、登録には作品審査等一定の基準を設けていますので、プロのクリエイターと出会いやすいという点にあると思います。

 TOTTAは他のサービスに比べると予算帯が高めに設定されていますかと思います。それは一つにアマチュアや副業の方の登録をお断りしているからです。
 一部のマッチングサービスでは、アマチュアカメラマン、副業カメラマン、プロカメラマンが混在しているという点があります。もちろん副業の方が「スキマ時間で手軽に好きな写真で稼ぎたい」というニーズもありますし、利用者からしてもリーズナブルにサービスを利用できるので良いと思います。

 安さでプロはアマチュアに勝てることができません。仕事として撮影を行い、生活をしているからです。インターネット上で提示されている料金が相場とかけ離れてしまっていることも多く、プロのカメラマンはほとんど登録していないか、登録はしているものの十分にサービスを活用できていないという一面がありました。
 一方、TOTTAはプロ限定としていますので、料金的に安すぎるということをできる限り避け、良いクリエイター探しをできるような仕組みにしようとしています。

――ユーザが求めるクリエイターに出会えるため、気をつけるべきことはありますか

 クリエイターによって得意なジャンルは違います。
 例えばカメラマンですと、プロとしてオールマイティーに撮影してきた実績があっても、ポートレート(人物撮影)に長けたカメラマン、静物(商品や料理メニュー撮影)を得意とするカメラマンなどがいます。静物を撮る場合も商品と料理メニューではそれぞれ撮り方が異なります。

 そのため、事前にプロフィールで実績をきちんと確認したり、メッセージで得意なジャンルや普段メインとして撮影をしているジャンルを確認することは非常に大切です。

――最後にメッセージをお願いします

 私がTOTTAを作った一番の理由は、良いクリエイターに出会える環境を作りたいと思ったことにあります。良いクリエイターに出会えない、「クリエイター迷子」を一人でも減らしたい、と思っています。

 TOTTAというサービスを多くの方に使っていただけるよう、尽力してまいります。ぜひよろしくお願いいたします。

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