中標津町(なかしべつちょう)は、北海道標津郡にある町。北海道東部(道東地域)に位置し、根室振興局が管轄する。地名は、標津川の中流域にあることに由来する。
中標津町は、東西約42km、南北約27kmあり、南部は根釧台地の丘陵、北部は知床半島から連なる山岳地帯になっている。土地は主に泥炭地と火山灰地である。町域のうち約5割を山林が占めており、そのうち山岳林が約4割になっている。中心市街地は標津川によって開かれた河岸段丘であり、標高約50mの低地に形成している。
平野部には開拓使顧問ホーレス・ケプロンの提唱した開拓殖民区画に基づき、格子状に防風保安林を配置しており、独特の風景は「根釧台地の格子状防風林」として「北海道遺産」 に、また「道東根釧台地の防風林」として「人と自然が織りなす日本の風景百選」に認定されている。